公益法人会計検定試験は、全国公益法人協会が実施している公益法人会計に関する全国レベルの絶対評価システムです。
公益法人会計に関する検定のスタンダードとして、就職・転職、昇進に必須の検定です。
Q2 公益法人会計技能熟練者検定試験との違いは何ですか。
2009年から「公益法人会計技能熟練者検定試験」から「公益法人会計検定試験」に名称が変更となりました。違いとしては、現在の「公益法人会計検定試験」は平成20年公益法人会計基準に対応しておりますが、「公益法人会計技能熟練者検定試験」は平成20年公益法人会計基準に対応していないことです。したがって、過去の「公益法人会計技能熟練者検定試験」に合格された方は、現在の「公益法人会計検定試験」に合格したものとは見なされません。しかし、昭和60年基準、平成16年基準には合格したものとして、現在も引き続き、証明されます。
Q3 どんな人が受検してますか。
主には社団・財団法人の経理担当の方や経理を目指している方、社団・財団法人に携わる公認会計士・税理士の方等です。実務経験者の割合が高いため、受検者のレベルは高めです。合格率を基に一般の検定と同じような学習時間だと、足元をすくわれることも少なくないようです。十分に勉強してから受検されることをお勧めします。
Q4 会計ソフトがあるのに公益法人会計を学習する必要がありますか。
あります。確かに、現在の公益法人会計ソフトにはAIも導入され、パソコンを使わっている法人がほとんどと思われます。決算書の作成も今やボタンひとつです。
しかしソフトにできることは、数字の処理をすることだけで、作成されたデータをもとに経理、経営的な判断をするのは、あくまで人間の能力です。ソフトで色々な指標データを作成できる現代においてはむしろ、そのデータをどのように活かすかが問われています。
公益法人会計は専門的で複雑です。数字を活かし、法人の状態を適切に把握し、また理事等の役員にどのように法人の経営状態を伝えるのかが求められているのです。
Q5 全国公益法人協会の法人向けサービスの会員にならなければ受検はできませんか。
受検にあたっては、全国公益法人協会の法人向けサービスの会員になる必要はございません。どなたでも受検は可能です。
Q6 受検資格はありますか。
原則としてありません。学歴・年齢・性別・国籍による制限は一切ありません。
Q7 階級は?
日商簿記3級程度を目安とする3級から日商簿記1球程度を目安とする1級までの3段階で構成されています。
※1級については、現在準備中であり、実施はしておりません。
Q8 年に何回行われていますか。
3級・2級ともに年1回を予定しております。1級は現時点では実施はしておりませんが、今後作問していく予定です。
Q9 検定試験は年1回となっていますが、おおよその時期を教えてください。
【検定試験3級】
申込期間:6〜7月
実施期間:8月1日から31日までの1か月間のうちに1回のみ受検可
【検定試験2級】
申込期間:試験開始月の前月末頃まで(予定)
実施期間:11月〜12月頃
※状況により変更する場合がございますのでご了承下さい。
Q10 試験日はいつですか。
弊会のHPを随時ご確認下さい。決まり次第、ご案内します。
Q11 試験会場は全国にありますか。
3級は全国に試験会場がありますが、2級は東京・大阪のみです。
Q12 試験時間はどのくらいですか。
3級は120分、2級は記述、仕訳から精算表まで合わせて90分です。
Q13 配点はどのくらいですか。
記述が30点、仕訳から精算表までが70点の計100点です。
Q14 合格基準はどのくらいですか。
3級・2級ともにおおよそ70点〜80点程度です。
Q15 合否はいつ分かりますか。
3級については2018年度より試験終了後「試験結果レポート」が印刷されますので、合否はそちらでご確認ください。2級については2023年2月27日(月)公益法人会計検定試験HPにて発表致します。合格者には順次合格証の発送を致します。
Q16 本検定は履歴書に書いて評価されますか。
されます。本検定を昇進の条件と定めている法人もあります。なお、本検定の資格を就職・転職活動等の評価につなげたいと考えるのでしたら、2級以上がお薦めです。2級は公益法人の認定法に定める「経理的基礎」を満たすレベルだからです。公益認定を維持するためには経理的基礎の維持が欠かせないため、現在の人手不足の時代においてはより一層、法人にとって欠かせない存在です
Q17 履歴書等への記入の方法は?
次のようにご記入下さい。(例:3級)
→公益法人会計検定試験3級 合格
Q18 日本語以外での受検はできますか。また解答は日本語以外で記述してもよいですか。
日本語以外での受検はできません。また解答は日本語のみ受付けております。
Q19 申込みをしてから住所が変更となりました。請求書、合格証書を受け取るにはどのようにしたらよいでしょうか。
最寄りの郵便局に行き、直ぐに転居届を提出して下さい。
Q20 合格証書を紛失しました。再発行は出来ますか。
2009年度より前については再発行は出来ません。代わりに合格証明書を発行致します。なお、当日発行は致しません。照会・発行作業に時間がかかる場合がございます。予め、ご了承下さい。お申し込みの際は①検定級②受検地③受検年④受検番号⑤氏名⑥生年月日⑦電話番号⑧住所⑨身分証明書(運転免許証等)のコピーをご提示して弊会本部までメール、FAX又は郵送にてお送り下さい。
※発行手数料がかかります(1通3,000円(税込))。合格証明書とともに請求書をお送り致します。
2009年度以降はこちらから申請して下さい。
※発行手数料がかかります。(2級(再発行):1通4,840円(税込)、3級:1通3,780円(税込))
Q21 3級の出題内容・結果について詳しく知りたいのですが。
出題内容、個別の採点内容、採点基準・方法についての質問には他の民間・国家試験同様一切お答えできません。解答用紙の返送も出来かねます。予めご了承ください。
Q22 3級の受検勉強方法と過去問の入手方法はどのようにすればよいでしょうか。
3級試験対策本につきましては、書籍『書いて身につく公益法人会計「解説&問題集」―公益法人会計検定試験3級対策―』をお勧めします。こちらの書籍には過去問(2013〜2017年)5年分が収録されております。なお、こちらの書籍で勉強したからといって合格を保証するものではありません。本書籍と試験は無関係です。予めご了承ください。
また、2018年度以降の過去問については、公表されておりません。2018年度の試験からCBTによるランダム出題になったため、受検者・受検地によって出題は異なるためです。
Q23 3級の過去の受検者、申込者はどの位ですか。
以下のとおりです。
2022年度:受検者102名(申込者119名)
2021年度:受検者76名(申込者95名)
2020年度:受検者109名(申込者128名)
2019年度:受検者122名(申込者138名)
2018年度:受検者143名(申込者159名)
Q24 3級の過去の受検者の合格率はどの位ですか。
直近の合格率は以下のとおりです。
2022年度:72%
2021年度:75%
2020年度:58%
2019年度:60%
2018年度:78%
Q25 2018年度の3級試験からCBT方式になるとのことですが、具体的に従来のものとどのように変わりますか。
2018年度から問題は1種類ではありません。試験会場、受検者によって出題される問題は異なります。また従来の問題Ⅰは記述式から選択肢の中から解答を選ぶ選択式に変更となります。また問題Ⅱの仕訳問題は従来と同様、勘定科目を選択肢から選び、数字はパソコン画面に「半角入力」となります(カンマは不要)。問題Ⅲの精算表も問題Ⅱと同様、数字は解答欄に「半角入力」となります(カンマは不要)。
Q26 2017年度(第47回)までの3級の過去問の内容に試験範囲に含まれていない問題があるのですが。
試験範囲が2018年3月15日から変更になりました。そのため、2017年までの過去問と現在の試験範囲にはズレがあります。予めご了承ください。
Q27 3級受検料の銀行振込は可能ですか。
詳しい手続き等は以下にお問い合わせください。
【申込方法や検定日当日のパソコンの操作方法などに関するお問い合わせ】
JJSサポートセンター
Tel:0120-046-336(9:00~18:00※土日祝祭日年末年始を除く)
E-mail:jjstc@jjs.net
Q28 検定試験3級に申し込みをしたのですが、「確認書」メールが届きません。どうしたらよいでしょうか。
1 パソコン・携帯等の迷惑メールフォルダの確認。
2 受信設定の変更(セキュリティの影響で受信できない場合がございます。)
3 マイページからメールアドレスの変更を行い、確認書メールの再送を行う。
(検定試験HP→「検定試験3級のお申し込み」をクリック→「受検申し込み」をクリック→「マイページ」をクリック→「予約確認ボタン」をクリック→「確認書再送」ボタンをクリックで再送されます。)
Q29 検定試験3級の受検料は支払ったのですが、試験日を変更することは可能でしょうか。
下記のページから変更できます。
https://www.jjstc.com/koueki/reserve.html
左側のメニューから「マイページ」をクリックし、ID、PASSを入力し、ログインしていただき、「予約変更」をクリックいただくと、試験日程を変更できます。
Q30 3級試験の受検地の変更についてお聞きます。A会場で申込を行ったあとで、受検地をB会場に変更するというのはできるのでしょうか。
予約期間中であれば受験日、会場は受験者のマイページ上から変更可能です。
試験期間中の会場変更はできません。
Q31 3級のJJSIDに登録した漢字が「読み」(「斎藤」→「齋藤」、「宮崎」→「宮﨑」など)は同じなのですが、間違えてしまいました。当日、受検することは可能でしょうか。
可能です。その旨、当日受付の者に身分証を提示した際にお知らせください。なお、合格証書を申請する際はその旨、別途ご連絡ください(JJSIDに登録した漢字で賞状が発行されてしまうことを防ぐため)。
Q32 3級試験の返金についてお聞きします。交通網のトラブルや冠婚葬祭で試験日に会場に行けなくなってしまいました。返金できますか。
お申込みをした際にご同意いただいたとおり、いかなる理由でも返金はできません。予めご了承ください。
Q33 3級の受検料の領収書を発行していただくことは可能ですか。
下記フォームより領収書の発行を承っております。
JJS問い合わせフォーム:https://www.jjstc.com/jjstc/2-1.html
Q34 3級に合格しました。合格証書はありますか。
3級合格証書をご希望の方はこちらから申請して下さい。
Q35 3級の合格証書の領収書を発行していただくことは可能ですか。
以下にお問い合わせ下さい。
全国公益法人協会検定試験係:info※koueki.jp
(「※」を記号「@」にして送信して下さい。)
Q36 2級の受検勉強方法と過去問の入手方法はどのようにすればよいですか。
2級試験対策本につきましては、『公益法人会計の教科書 [中級] 公益法人会計検定試験2級対策』をお勧めします。こちらの書籍には過去問(2018、2019、2021年)3年分が収録されております。なお、こちらの書籍で勉強したからといって合格を保証するものではありません。本書籍と試験は無関係です。予めご了承ください。
Q37 3級を合格しないと2級は受検できないのでしょうか。
2級から受検いただくことも可能です。必ずしも3級から受検しないといけないわけではありません。自信のある方は是非2級から受検してみてください。
Q38 試験委員会による2級の模範解答及び配点は公表されていますか。
簿記・会計関連の定評ある国家試験と同様に、2級試験においては模範解答及び配点は公表しておりません。
Q39 2級の過去の受検者、申込者はどの位ですか?
以下のとおりです。
2022年度:受検者69名(申込者79名)
2021年度:受検者65名(申込者81名)
2020年度:新型コロナウイルスにより試験中止
2019年度:受検者76名(申込者90名)
2018年度:受検者95名(申込者109名)
Q40 2級の過去の受検者の合格率はどの位ですか?
直近の合格率は以下のとおりです。
2022年度:37%
2021年度:36%
2020年度:新型コロナウイルスにより試験中止
2019年度:15%
2018年度:34%
Q41 2級の受検料の領収書を発行していただくことは可能ですか。
以下にお問い合わせ下さい。
全国公益法人協会検定試験係:info※koueki.jp
(「※」を記号「@」にして送信して下さい。)
Q42 2級試験を受検しましたが、不合格でした。不合格又は受検したことの証明書は発行できますか。
不合格・受検証明書は発行しておりませんが、問題用紙は会場に来場されないと受け取れませんので、問題用紙自体が受検証明書になるかと思われます。